最近思うこと(日記・エッセイ)
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2008.8.2(土) 初めて、甲子園開会式

 
甲子園で野球を見た回数は、高校野球もプロ野球も、数えられないが、きょうは、生まれて初めて、高校野球の開会式を見た。土曜日に開会式があるのが珍しいので今回初めて行けることになったのだ。第90回記念大会だから趣向も違うらしい。
 6時15分頃甲子園に着き、行列に並んでチケットの発売を待つ。6時半に1200円の内野特別自由席を1枚買って、早速、見やすく日陰になる屋根の下に陣取る。各校の応援の人たちが場所取りをする。
 開会式前のイベントで、かつての甲子園球児が何人か見られた。中西、板東に始まり、私と同年代の太田幸司とか、桑田、香川など。さらに、100人のかつての球児たちが、自分の子供と、グランド内でキャッチボールをするところなんかは、私としては感動ものであった。甲子園の土を踏むことは、だれでも出来ることではない。父親のその舞台に立ち、親子でキャッチボールというのは、とてもいい光景だ。
 開会式の行進は、テレビでは見たことがあるが、ナマで見るとこうなるんだと、自分なりに納得。全部の学校が入場して、外野からホームの方向に一斉に行進するところが、やはり感動的だ。
 始球式とは、いつもはどうしているのか知らないが、派手なパフォーマンスだった。センター方向から、飛行機とヘリの編隊が低空飛行で飛んでくる。次に、ヘリがもう一機飛来して、始球式用のボールを投下する。アメリカでよくやるやつだ。但し、飛行機は戦闘機ではない。普通の、セスナよりは大きい、中型の飛行機だ。

 さて、第一試合は北北海道代表の駒大岩見沢。とにかく夏の大会初勝利で、北海道出身の私としては喜びたい。しかし、エラー4つに、記録上エラーにならないプレーも含め、なんとも大雑把な試合ぶりに、ドキドキさせられた。ボールが手についていない。練習不足か、暑さのせいか、いつもはこんなことはないのか。つい先日まで大阪の大会で、守備のいい試合を見続けてきたからかもしれないが、失礼ながら、これなら、大阪で敗退したチームがかわいそうに思える。それでも、甲子園で勝つのは、立派なことだ。
 第二試合から、屋根の日陰が変わってきて、かんかん照りになった。熱中症直前の状態になり、ギブアップ。冷房のあるところで体を冷やし、帰宅の途についた。

 夏の甲子園での野球観戦は、1試合までにしておくか、完璧に屋根の下に入るようにしなければ、体にとって危険。きょうは、そう実感する日となった。以後気をつけよう。


2008.7.26(土) 敗者

 
高校野球北大阪大会決勝戦。舞洲ベースボールスタジアムに、初めて電車とバスを利用して行った。午後1時からの試合の前に、ユニバーサルスタジオへ行って、いつもの「スパイダーマン」をご挨拶代わりに乗った。スパイダーマンは10回ぐらいになるが、ここで初めての体験。途中で停止してしまったのだ。真っ暗で停電の状態。このまま閉じ込められたら面白いかも、と妙な野次馬みたいなことを考えていたら、20秒ぐらいで動き出した。出口では「途中で止まったので、よろしかったらもう一度乗ってください」とのアナウンス。もういやだ、と乗らない人もいるし、私は案内どおりに行って見たら、一般列の途中から入るので、結局はシングルライダーよりも遅くなるし、野球に行く予定もあってやめた。
 舞洲には、桜島駅からバス。かなりの混雑。バスは大きな橋を渡り、舞洲へ。試合開始の50分前に席についた。
 履正社と大阪桐蔭の決勝は、実質的に実力トップ2の対戦。春の大阪府大会決勝もこの対戦で、その時は桐蔭が勝った。
 投手陣が豊富な履正社の中でもエースの吉川と、桐蔭はエース福島の投げ合い。初回、両チームともチャンス。むしろ履正社の方が流れのあるビッグチャンスだったが、結果は明暗が逆に出た。勝負は内容ではなく、得点なのだ。少ないチャンスをものにした大阪桐蔭が甲子園の切符を手にした。2対0で大阪桐蔭の勝ち。
 伝統校でも甲子園に出るチャンスは、選手にとって一生に一度あるかないか。歓喜の後、泣いている勝者の選手たちと、手前は敗者のナイン。「内容では勝った立派な準優勝」と評されても、結局は敗者なので、これで夏は終わる。しかし、1校以外は全部が敗者なのであって、「敗者」を味わうことで得られる収穫を大切にしてほしい。

 暑い暑い試合観戦の後、バス停の長蛇の列を見て、私はユニバーサルスタジオまで歩くことを決意した。所要時間50分。着いたら、ちょうどいい、ウォーターパレードで積極的に水を浴び、服も帽子もズボンも完璧に濡れた。ちょっと涼しい気分。


2008.7.21(祝) ウォーター・パレード

 
このページに書くのは久しぶり。なのに、またも、ユニバーサル・スタジオの話題。
 USJでは、やはりパレードが見もので、私はいつも音楽に乗ってしまう。ディズニーランドよりも音楽に関しては確かにGOODなのだ。
 夏のパレードは、ウォーターパレード。これを「Mizu Pare」と呼ぶのだそうで、日頃も何かと水を浴びるアトラクションが多いUSJの、極めつけがこれなのだ。昨年から始まったそうだが、昨年は見る機会が無くて、今年は年パスをフル活用で、きょうで3回目の「水パレ」となった。
 水鉄砲で観客の子供たちは武装し、パフォーマーたちは本気で、より高性能な水鉄砲とバケツを武器に、双方、本気で水をかけあうのだ。
 水を浴びる「ウェットゾーン」に観客は多く集まり、水をかけられるのも度を越している。カメラに水がかかっても責任を持たない。人々はより多くの水をかけられるほど、大笑いで喜ぶ。そういうものなんだ。水をかけられて笑っていない人はいない。暑い夏のUSJに、無くてはならない水パレ。

 それにしても暑い。外に居ると暑いので、出来るだけ建物の中に入る。スパイダーマンを2回。ターミネーターは1回。メルズ・ドライブインで、ゆっくりとハンバーガーを食べて休憩。ミュージカルの「ウィケッド」は、屋根はあるが外の風が入るので暑いが我慢の35分。各アトラクションのグッズ売店では冷房を浴びてゆっくり。ジュラシックパークのザブーンと来るところを眺めて涼み、最後は午後2時からの水パレで、午後4時前には自宅に戻った。
 ユニバーサルスタジオでの過ごし方が、だんだん身についてきた。連休最終日は、やや空いているという話を聞いたことがあるが、そういえばそうかな。



2008.6.21(土) 高速バス

 
今週は高速バスに乗って出張。今月から、シートベルトを着用してくださいとのアナウンスを聞くまでもなく、私は席に着くなり真面目にシートベルトをカチッと絞めて2時間半の間、我慢をした。
 シートベルトに固定される2時間半は、体をずらしたり、寝返りを打つことも出来ず、エコノミークラス症候群になりそうな、厳しい時間だ。運転手がアナウンスをするだけで、飛行機のように、乗務員が確認に回るわけではない。従って、絞めていない人も多い。これは困った法律だ。守らなければ法違反行為だが、守らないことが容認される環境なので、守らなくてもいい法律というものが実態的に存在してしまう。

 徳島から大阪への高速バス。徳島を出てから1時間20分ほどで「高速舞子」に停車する。ここで下車する人が多い。なるほど、あとでわかったことだが、金曜日の夕方、高禄道路も渋滞して延着したので、結果的に、舞子から大阪まで電車を利用すれば1時間早く着いたのだった。先月、徳島から梅田の阪急三番街まで、金曜日の夜、2時間15分で着いたのだが、今回は、時間帯が夕方のラッシュだったので、徳島から難波経由大阪駅前まで3時間かかった。いろいろ経験するとわかる。出張のワザ。今後の参考にしよう。


2008.6.7(土) ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の年間パスを買ってから、きょうで5回目。今朝は、ゆっくり起きて、9時半頃、天気も良いので、万博公園へアジサイと花菖蒲を撮りに行くか、それともUSJか、と少し迷った後、USJに決めて、すぐに出発。それぐらい、USJ行きは気軽なものになってきた。雨の日には屋外のパレードなどが中止になるが、きょうの梅雨の晴れ間はチャンスと思い、まずは11時からのパレードを見た。音楽と派手な紙吹雪が見逃せない。
 きょうも人出は多かったが、のんびりと池の畔で休憩をした後、きょうの目的は終了したようなものだが、せっかくだから何か一つか二つ、見ようと座って考えた。USJは、どんなに混んでいても、座って休むところがないということまでは無い。ベンチや飲食店の前のテーブルがたくさんある。

 さて、
スパイダーマンに乗る。きょうもシングルライダーで、待ち時間はほぼゼロ。このアトラクションには、はまってしまう。今回で3回目。回を重ねるごとに面白くなっていく。同じアトラクションなのに、毎回新鮮なのだ。たぶん今度また行ったら、必ず乗ると思う。一般の列では常に1時間以上の待ち時間となる人気で、金を出してエキスプレス・パスを使う人も多い。私はシングル・ライダーの利点をフル活用する。スパイダーマンのアトラクションの魅力は、USJの多くのアトラクションで使われている立体映像と、乗り物の激しい動き、水と熱の放射。初めて乗ったときは、次々と何が起こるのかわからず、結局よく覚えていなかったが、2回目はひとつひとつ確認し、3回目のきょうは、期待しながら楽しむ段階に入ってきた。このアトラクションの正式名称は「 The Amazing Adventures of Spider-Man The Ride(アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド)」

 きょうの昼食は、マクドのメガたまご。ハンバーガを好物としている私だが、初めて食べたこのメニューは、なかなかGOODである。肉がいっぱいで、やや重たい感じのするメガマックに、タマゴが入っただけで、くどさが中和され、食べやすい。タマゴ入りは佐世保バーガーによく見られる、あの食感、味なのだ。話は変わるが、佐世保バーガーが未体験の方に私なりの解説をしよう。米軍基地のある佐世保に誕生した佐世保バーガーは、いまや多くの店があって、それぞれが個別の店であり、特徴がある。マクドのように、カウンターで注文したらすぐに出来るようなものでは無い。とにかく手がかかるので待ち時間が長い。一昨年、佐世保で、昼どきにある店に行ったとき、注文してから出来上がるまで「90分待ち」だった。佐世保では、電話での注文が当たり前らしい。

 USJの年間パスを持ったから、だけでなく、どうやら、私にとって、ここには気軽に行って静養する場所と言える。映画のセットにもなるアメリカのちょっと古い街なみ、映画のシーンに浸るアトラクション、多くのアトラクションで駆使される最高レベルの立体映像。地元だから、今年は年間パスをフル活用したい。

 ということで、きょうも、9時40分に家を出て、午後4時には帰宅するという軽い外出でした。
 明日は雨の予報。外出予定なし。


2008.5.6(祝) GW最終日

 
連休の最終日だから、出かけずに家で休養するべきところだが、昨日の曇天・雨天から打って変わり、朝から快晴、となれば、この4連休、一日ぐらい太陽の下に出てもいいのでは、ということになった。
 
 万博球場で、春季高校野球近畿大会大阪予選。きょうは5回戦の3試合。それぞれ、甲子園出場経験の学校が出るので、興味を持って見る。結果は、東海大仰星、大阪桐蔭、履正社が順当に勝った。ただ、センバツ出場の履正社は、投手力がぱっとしない。エース級を温存して3番手を先発させるのはいいが、3回途中までに5点も取られてからエースが出る。夏の大会には、投手力がカギとなる。
 このような大会を万博球場で見るのは、恒例のことで、思えば、福留孝介も中田翔も、ここで私なりに「発掘」した逸材。注目した選手が一流選手になっていく。芝生でのんびり観戦する雰囲気の中で、父兄応援団だけがうちわをたたいて声援を送る。ネット裏も芝生だから、寝そべるのも自由。



 ルピナスガーデンにカメラを持った人が集まる。昨年のこの時期、ルピナスを撮っているときに、上空を何台ものヘリコプターが旋回した。あの、エキスポランドのコースターの事故が思い出される。

ルピナス・ガーデン

休園中の
エキスポランド

 来週の日曜日(11日)、私がいつも見に行く万博公園の注目イベント「ブラスエキスポ」が行われる。12時30分〜13:15の間、園内各所を自由に行進するマーチングが見もの。その後お祭り広場で演奏とチア演技が観られる。私がお勧めするこのイベント、未経験の方は、ぜひこの機会に。パレードは、向陽台高校ウィンドバンドを追いかけてみてはいかがでしょうか。


2008.4.27(日) 女子ゴルフ

 
きょうの女子ゴルフをテレビで見て、上原彩子が念願の初優勝となり、私としては、何かうれしい気持ちになった。
 2005年10月、日本女子オープンを見に行ったとき、宮里藍がアメリカに渡る前の試合だったので、大勢のギャラリーがコースにあふれていた。私も宮里藍を一度この眼で見ようと、意を決して行ったのだから、もちろん宮里藍に付いて回ったのだが、一日中それでは疲れるので、半分ぐらいは、もう少しゆったりと見られる選手を選んで付いて回った。つまり、私なりに注目選手を決めたのだ。その選手が上原彩子だった。それまでに、惜しくも優勝を逃したことがある上原彩子だが、その試合に関しては平凡な成績で、ただ、真面目なプレー態度が印象的だった。体格は宮里藍よりも大きく、太く。試合途中で、上原ともう一人の組の進行が遅く、前の組が見えないほど間隔が開いたとき、女性の競技委員が進行を促した。すると、上原ともう一人は、グリーンから次のティーグラウンドまで小走りで向かい、そしてティーショットを打ったら、猛ダッシュでフェアウェイを走った。本気で走るその様子に、私はプロのゴルファーはこうなのかと感心し、その印象をずっと持ち続けてきた。
 きょうの優勝は、神がかりの好調の結果でもあるが、何度も優勝の一歩手前で敗れた積み重ねの結果でもある。おめでとう、上原彩子さん。


2008.4.27(日) ネット社会の怖さ

 
ネットを通じて、多くの人が動く。聖火リレーに中国人留学生が集まった。中国国旗が2千枚も本国から日本に送り込まれた。チベット問題も、何年か前の日本非難も、ネットを通じて迅速にものごとが伝わる。アメリカで中国とチベットの衝突に仲裁の行動をとった中国人留学生の実家に嫌がらせが集中している。誤解やデマでさえ多くの人に伝わる怖さをもつネット社会。このページに書くことも、受け留め方によっては極端な非難の対象となる可能性をもつ。このHP上で非難されるのは構わないが、家族や勤務先にまで影響するような非難行動をされる場合も無くはない。だから、HP上では、慎重な発言をすることになる。それでもやや踏み込んだ表現を昨日したかも知れないので、少し修正させていただいた。
 自殺の仕方も簡単にわかるのがインターネットだ。情報の取得の仕方、伝え方には気をつけなければいけない。
 しかし、匿名でよそのHPに無責任な書き込みをすることができるのもネットの特徴であり、気をつけたい。今のところ、私の掲示板に、マナーに反する書き込みは、いかがわしい会員募集のもの(これは見つけたらすぐに削除している)以外には、ない。


2008.4.26(土) GW

 
世の中ではゴールデンウィーク。連休を利用して旅行に行くのがいいと思うが、そのような予定もなく、休みは飛び石だから、せいぜい静養をする日を多くもつようにする程度になる。
 きょうの万博公園。天気が良くて、人出が多かった。エキスポランドの事故から1年近くが経つ。休園中のエキスポランドでは、「風神雷神U」のレールが完全に撤去された。エキスポランドへ行くはずの客が、公園に流れて来ているのではないかと思える程、万博公園は人が多い。

 聖火リレーが行われた。テレビ中継で見ていると、次々にオリンピック選手や有名人がリレーをするのが、とてもいい感じで、私は心を躍らせながら見た。しかし、いわくつきの聖火リレーだから、いろんなことが起こる。中国のための聖火リレーとなってしまった感は否めない。問題が中国の内政問題であるにもかかわらず、長野で行われる聖火リレーに大勢の中国の旗を持った人たちが集まり、沿道を埋め、そして、乱入やいざこざが起きる。何のための聖火リレーか。中国のオリンピックのために、ここまで来たら引くに引けず、実施した聖火リレー。
 4年前、アテネオリンピックの聖火リレーを東京で見た。【そのときの模様】 ギリシャから来た伴走者と白バイは、むしろアテネから来た聖火と共に鮮やかだった。そして、沿道の人たちは間近で声援し、リレーは思うように進まない。それもそのはず、ところどころで沿道の人にハイタッチしたり、ゆかりのあるグループがいる地点では止まって話を交わし、記念撮影をしていた。私も沿道で写真を撮ったりした。そのときの雰囲気とまるで違う今回の聖火リレーを見ると、やはりあの国だからな、と思ってしまう。北京へ旅行した時に見た中国の様子を思い浮かべると、こんなことが起きても何ら不思議でない。

 日曜日の朝9時、「題名のない音楽会」が、4月から佐渡裕の監修になり、内容がアグレッシブになった。この番組は、毎週予約録画して必ず見ている。一度だけ、彼の指揮で「第九」を歌った経験から、あの熱血漢が指揮をするこの番組には、のみこまれていく。


2008.4.13(日) USJの楽しみ方

 
人様に指南できるほどユニバーサルスタジオに行っているわけでもないし、それは無理だが、年間パスの有効活用で、昨日まる一日をUSJで過ごしてきた体験から、少しご紹介をします。

 USJは7周年。開業した年の4月にも行ったのだが、この時期はちょうど穴場と言える。春休みとゴールデンウィークの狭間で、入場客が少ない。アトラクションの待ち時間ボードを見ても、1時間を超えるところは、昨日私が見たかぎりでは、無かった。かといって、客が少ないと寂しくて雰囲気が出ないものだが、そうでもない、ちょうど良い混み具合だ。客が少ないことは、経営が苦しくなるという悪循環が懸念されるが、トータルで経営が回れば良いわけで、USJが直近2年間、黒字になっているというから、安心して良い。
 私は朝一番の9時ちょうどに入場した。HPで前日に見たら、9時から21時までの営業時間となっていたが、9時前に正門に近づいたとき、「ガー」「キャー」というジェットコースター(正式には、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド)の音と絶叫が聞こえた。あれ?もう始まってる。繰り上げて開門しているのだ。そういえばHPに、変更する場合があると書いてあった。夜の閉門も、私が出たのは21時25分頃なので、予定を延長したことになる。
 入場券を買う列に並ぶ必要は無い。ただ、入場のゲートは、多くの人が年間パスの人で、いちいち顔認証をするので時間がかかる。9時5分に入場となった。「顔認証」は、機械に登録された私の顔を機械が読み取って照合するシステムのようだが、一度エラーになり、2度目でOKとなった。OKを出すのが人間ではなく機械だというのが、やや気がかりだ。ほんとに大丈夫なのかと疑ってしまう。

 過去5回のUSJで、まだ未体験のアトラクションがあり、昨日はそれをこなすことをテーマにした。スパイダーマンとETだ。いつも待ち時間が2時間以上になる大物だけに、ある程度の覚悟はして、朝一番にスパイダーマンを狙う。一人の場合に、端数の席へ乗せてくれる「シングル・ライダー」の適用がある。それが、何と、案内されるままに通路を進むと、乗り場まで行ってしまい、はいどうぞ、ということになった。つまり、待ち時間「ゼロ」。立体画像のサングラスをかけて、スパイダーマンがビルの谷間を飛び、ビルの上から地上へ真っ逆さまに落ち、地面の直前で止まる体験シーンは、さすが、全てが立体画像で、その上、乗り物が激しく動くから、迫力がある。私は、それよりも、ジェットコースターのような急降下があるのではないかと心配したが、それは無かった。
 次に、これも未体験のETへ。ここもまた、シングルライダーで待ち時間ゼロ。2つの人気アトラクションをスムーズにこなし、出たときは、まだ9時半前。いつも120分、180分と派手な時間が表示されるのに、2つとも待ち時間ゼロで、2つを正味乗っている時間のみでこなすとは、信じられない。シングルライダーの利点と、朝一番の利点とを合せた結果だ。この日の夕方も同じような状態。シングルライダーは、混雑時には威力となるだろう。二人並んで座るか、一人ずつ前後ぐらいに離れて乗るか、この違いが120分と30分だったら。

 USJには、路上ライブが多い。それも、楽しいものが。路上ライブも時間が組まれているので、プログラムでチェックしながら追いかける。子供向けのも結構楽しい。中高年向けというか、幅広い年代向けのが多い。ビートルズ・ナンバーの曲ばかりをやってるグループは、2度も聴いた。年代を問わず聴衆のノリもいい。路上ライブの最たるものが、最近始まった「ファンタスティック・ワールド」。巨大な山車(と呼んでいいかどうか)が3台、タマゴが開くような仕掛けだ。ここは、特等席で見るにはお金が要る。私は遠巻きに移動しながらカメラを構えた。

 「ウォーター・ワールド」は、やはり私も毎回見に行く最大のアトラクション。一度に何千人かを収容する観客席には、水をかぶる覚悟をしなければならない席がかなり広範囲にある。透明のレインコートを来ている人たちが、むしろそれを楽しむかのように陣取っている。映画会社のテーマパークならではの舞台設備とアクション。映画会社の、といえば、立体映像のメガネをかけて見る、体験するアトラクションも多い。映像だけではなく、椅子が動いたりするショックと、水や風もかけられる。妊娠中の方はお断りのアトラクションだ。昨日は、それも前半の「シュレック」と後半の「セサミストリート」の両方を体験した。

 食べ物、飲み物の店が、徹底的にアメリカ風だが、ふんだんにあって、店の外にも十分にテーブル・椅子がある。そこの店で買わなくても座って良い席だから(入場料を払っているから)、自由に座って休むことができる。今の季節、この屋外の席でのんびりするのもいいものだ。

 街の景色は、ザ・アメリカであり、アメリカが好きとか嫌いとかではなく、アメリカの国柄を体験するには、うってつけなのが、このUSJなのだ。

 昼と夜の食事は、外のユニバーサル・シティ・ウォークでとった。「たこ焼きミュージアム」は、なかなか、捨てたものではない。大阪以外の人だけでなく、大阪の人にも奨められる。つまり、美味しいたこ焼きの店が厳選されている。

 夜8時からのショー「ピーターパンのネバーランド」が、なかなかの出来だ。ここも特等席は700円でチケットを売っている。ワイヤーで宙を舞うところは、観衆からどよめきが起きる。ストーリーは子供じみているが、花火を使った演出で、スッキリする。この次にはぜひ特等席で見てみたい。
 
 朝9時から夜の9時半まで、外出・再入場は2回、まる一日をUSJで過ごし、ちょっと足腰が疲れた。こんなハードなのは、これぐらいにして、今度は半日ぐらいの時間で行くことにしようと思う。冬はお休みのパレードも、4月25日から始まると出ていた。


2008.4.5(土) 万博公園、桜満開

 
開花宣言から満開まで、やや日数を要した関係で、この週末の大阪は、ちょうど絶好の花見日和となった。万博公園の開園同時の9時30分に入園し、花見と写真撮影。最初は花見の場所取りが競って行われ、その後どんどん人が入ってきて、大変な人出となった。「万博公園が大好き」と自称する私にとっても、この公園に、これだけ多くの人が入ったのを見た記憶がない。ひょっとすると、万博のとき以来かもしれない。そこまで大げさに言ってしまうほど、よく集まった。花見の場所は、木蔭でなければ、いくらでもある。例年なら桜の木のある広場の輪郭に花見のブルーシートが集中するところだが、最大の「東の広場」で見たところ、かなり、陽の当たる広場中央部にも人がいる。東京から1週間遅れの桜前線が、花も人も気分も満開にしてくれた。きょうは、Jリーグのガンバ大阪vs清水エスパルスの試合があったので、そのサポーターの人たちの多くも、おそらく花見をしてから競技場へ向かったに違いない。それらしい服装の人も見かけた。

 夜のテレビで、東京ドームの巨人・阪神戦。巨人ファンの人には気の毒だが、阪神の快勝で、大阪はこちらも満開。プロ3年目の岩田君が、きょうも8回を投げて2勝目。プロ入り2勝目でもある。この人には、ぜひ活躍してほしいと祈っている。大阪桐蔭高校から関西大学を経て阪神に入ったのだが、高校2年の時に発症した「1型糖尿病」と闘いながらのプロ野球選手生活。「1型」がどれほど困難な病気であるかを知っている私には、人ごとではなく、心から祈る気持ちだ。がんばれ、岩田君。


2008.4.2(水) 私の情報源

 
毎朝6時30分にラジオが鳴り出す。タイムスイッチで時間をセットしているので、目覚まし時計代わりだ。そこで私は起きるわけではなくて、7時までの30分間、ふとんをかぶったまま、ラジオを聴いている。朝日放送「おはようパーソナリティ道上洋三です」の最初の30分間で、朝一番の話題、新聞各紙の一面の記事のこと、天気予報まで聴いて、うつろながら記憶に入る。野球はもちろん阪神タイガースの話題。秋吉英美さんとの掛け合いが、大阪ならではの漫才の一歩手前という雰囲気で、朝の目覚めに心地よい。この二人の実物を先日のイベントで拝見したので、ラジオの向こうにいる様子がわかる。
 7時から8時までの1時間が、食事と朝の仕度の時間だ。この間は、テレビの「めざましテレビ」。そして通勤途上の8時から8時50分ぐらいの間、今度はラジオを胸ポケットに入れて、イヤホンで「トクダネ」を音声だけ聴く。電車の中も、テレビの音声なら良く聞こえる。ご存知の方もあるかと思いますが、AMラジオは電車の中では聞こえにくい。テレビ音声は、とてもよく聞こえるので、私は長年、それに徹しているのです。
 これぐらいで、朝のニュースから、天気予報、スポーツ・芸能情報、ワイドショー的な情報、それに関する色んな人の考えまで、たっぷりとインプットされる。だから、私の持ってる情報は、堅い情報から、どうでもいいことまで、幅広いと思う。なお、日経新聞みたいな情報は、全然なし。
 明日も、6時半のラジオ、知る人ぞ知る「クラリネットポルカ」の音楽で私の一日が始まる。


2008.3.26(水) 通勤電車

 
今朝の通勤途上、千里丘から大阪までの区間、途中新大阪のホームに列車が入ると、ホームには新幹線から乗り換えてくる大勢の客の列があった。春休みの子供と親、学生、若い人たちがほとんどのUSJ行きの人々。通勤電車と行楽の人が大阪までのひと駅、5分間一緒になる。満員、無言の電車に、乗ってきた人たちも、ほぼ無言だ。車内の雰囲気に、思わずみんな黙ってしまっているようだ。
 大阪駅で私も、USJへ行く人たちも、ほとんどの通勤客も降りる。そこでUSJ客は、きょろきょろと乗り換えの方向を探している。私たち通勤組は、眼もくれずに毎日同じルートを通って出口の方へ。年中見られる光景だが、春・夏の休みの時期は、特に目立つUSJ客とのコラボ。大阪に多くの人が来てくれるのはうれしい事だ。今度いつUSJへ行こうかと、ふと考える。

 電車のホームで並んでいると、誰かに突き落とされるかもしれない、と考えたら、一番前には並べないのではないかと妻が言っていた。そのニュースは今朝聞いたが、正直、あまり気にならない。そんな心配したら切りがない。街を歩いたら刺されるかもしれないと考えたら、どこも歩けない。でも、若者の凶悪な無差別犯罪が連鎖的に各地で起こっているので、当面注意した方が良いのか。日頃ストレス、心配事は他に一杯あるのだから、こんな心配は、できればなくするか、忘れるようにしたい。


2008.3.23(日) センバツ甲子園

 
大阪に住んでいるので高校野球を見る機会が多い。きょうも、新装になった甲子園に長男といっしょに応援に出かけた。きょうはいつもとちょっと違う。第2試合、履正社高校は長男が卒業した学校なので、真剣に応援するためだ。昨日の開会式は、内野席が8時前に売り切れたと新聞で読み、きょうは念のため早めに行って3塁側内野特別自由席に陣取る。
 試合の内容は、ここで解説するまでもないが、堅い守りと攻撃力で、延長10回サヨナラ勝ちとなり、甲子園で初勝利。
 長男に、出身校が甲子園に出るのはどんな気分か聞いてみたら、もちろんうれしいらしい。私の学校ではあり得ないことだった。試合終了後の校歌をスタンドで聞くことになった長男がうらやましい。


2008.3.22(土) フィギュアスケート世界選手権

 
昨日のテレビ放送を録画で今朝見て、色々なドラマに感動した。
 真央ちゃんの優勝は、正に劇的だった。3A(トリプルアクセル)を飛び上がる前にエッジが滑ってしまうという前代未聞のミス。あんなことが、こんなトップの世界に起こることへの驚きと、また、立ち上がってしばらく何も出来ずに氷上を力なく滑っている姿に哀れみさえ感じたのだが、その後の演技がすばらしかった。言葉で表現すればそれだけのことだが、結果が僅差の金メダルだっただけに、ドラマチックなのだ。
 安藤美姫の棄権は、やむを得なかったが、無理な状況でも出ると言う精神力を称えたい。
 さて、私の応援する中野友加里さん。昨夜帰宅して妻から聞いたら、友加里さんはノーミスの最高の演技で、3Aも決めた。会場内はスタンディングオベーション。得点が出たときは場内ブーイングだったとか。なのになぜ4位なのか。私は早速、国際スケート連盟のHPで得点をチェックしてみた。
http://static.sportresult.com/sports/figureskating/live/results/wc2008/WC08_Ladies_FS_Scores.pdf
 テレビで見た目はよくわからない。会場の雰囲気を見ても、解説者も何も文句をつけない演技の結果が、残念ながら得点では良くなかった。私は採点に不満を言うつもりではない。内容を見て納得する公正なジャッジだったようだ。私も、もし会場で見ていたら、友加里さんが金メダルでも納得だったと思う。でも、ジャッジの内訳を見ると、納得させられる。最初の3Aは失敗なのだ。他の選手の2A(ダブルアクセル)よりも低い得点に評価される。そして、最後のコンビネーション・スピンは、思いのほか点が出ない。あの高速回転のドーナツスピンは、観客からも拍手が沸き起こる芸術作だが、エッジのチェンジが行われていないのでレベル3にしか見られない。そして、事前には3回点・3回転のコンビネーションジャンプを入れるかもしれないと本人も言っていたが、本番では見られなかった。キムヨナも真央もコストナーも、みんな3回点連続を入れているから、基礎点が違ってくる。他にも3回転を一度失敗しているが、素人には良くわからない。演技全体としては、3Aの成功でまとまったかに見えたが、真央ちゃんが飛ぶ前にこけて0点だった3Aと、友加里さんがきれいに飛んだ3Aは、わずか2.24点しか差がないことになる。3Aが大試合で成功したことは少ない。それは友加里さんに限らず、女子ではほとんどいない。伊藤みどり、浅田真央、中野友加里だけなのであり、成功の確率の少ないジャンプなのだ。それでも挑戦し続ける友加里さん。彼女は、お世辞にも美人とはいえないが、練習に励む姿が私に感動をもたらす。今朝ビデオで見ていて、会場の雰囲気にのみ込まれた私は、例によって涙でうるうるでした。友加里が、世界選手権かオリンピックの表彰台に立つ姿を、一度見たいと思い、今回期待していたが、残念だった。

 ところで、話題は一変するが、トリノオリンピックのショートプログラム、サーシャ・コーエン(アメリカ)の演技が、私にはフィギュアスケート史上最高の演技だと思うので、ここにご紹介する。画像は粗いが、わかっていただけると思う。得点ではなく、印象で史上最高なのです。SPで1位、フリーでは転倒などもあり、荒川静香が逆転優勝したことは皆様ご存知の通り。
http://www.youtube.com/watch?v=-gPsM10CMH8


2008.2.24(日) 年間パスポート

 
今朝起きたら、意外なことに、雪が積もっていた。日が照りだしたが、それでもチラチラと白い雪が舞っている。つまりきょうも寒い日だ。
 年間パスポートというものを2つ持つことになり、つまり、ユニバーサルスタジオと万博公園だが、きょうはどっちを活用しようかと考えた挙句、午後から万博公園の梅と温泉に行った。年間パスポートを持つと、行動のパターンが変わる。タダだから行こうかという考えが起こる。それが二つだから、迷うことになる。

 このごろ万博公園へ行く時の交通手段は、もっぱら車だ。寒いから。万博公園の駐車料は一日1200円なので、一人で行くのはもったいない。そこで、最近使っている手段は、万博温泉「おゆば」の駐車場に入り、そこで万博公園西口から公園に入って散歩する。そして、「おゆば」で6百円(年間パス保持者の割引料金)を払い、温泉につかって、駐車料金は3時間無料。そこで何か食事をすると5時間無料。

 USJに行くと、片道1時間弱かかる。交通費は、梅田まで定期があるので、そこから先の電車賃だけ。どっちもあまりお金のかからないコースだ。年間パスポートの魅力で、今年は行動範囲を拡げるぞ。


2008.2.16(土) この一週間

 
一週間前の土曜日、大阪に雪が降り積もった。久しぶりの雪に、じっとしていられず、降りだした朝から早速カメラを持って出かけた。最初は車で出て、少し走ったところで引き返し、歩いて再度出かけた。車で走れないこともないが、このまま降り続いたら帰ってこられなくなるかもと慎重に考えたのだ。
 万博公園は、大半が原っぱなので、雪がどんどん積もっていく。開き始めた梅の花にも枝にも雪が乗り、ちょっとした風情。公園の入場者は少ない。本来なら「万博公園雪祭り」で、兵庫県の山中から運んできた雪で遊ぶイベントの日なのだが、本物の雪が降って、そこらじゅう、雪だるまは作れるし、雪合戦もしている。広い広場は一面の雪で、何にもない、真っ白な風景になる。故郷の北海道・八雲町で見た景色と同じだ。
 結局、万博公園にはその翌日も行って、写真を撮ったのである。

 木曜日の夜、帰宅途中の電車の中。大阪駅に停車中の車内はほぼ満員で、私も立っていた。そこに乗り込んできた妊婦が、つり革につかまり、母親らしい人と立っている。そこは、私の立っているところからは少し離れているが、明らかに優先席の場所だ。その二人の前の座席、つまり優先席に座っているのは、40才ぐらいの男性と、20代の若い男性で、どちらも携帯メールに夢中のようだ。妊婦には眼もくれず、携帯に集中している。電車が発車すると、車内アナウンスで、優先席付近では携帯電話の電源を切るようにお願いしますと言っている。それでも二人は動じない。放送が聞こえていないのか、あるいは、眼の前に立っている妊婦を見ないように、携帯に集中しているのか。通勤帰りの人たちで会話も少ない車内。このことに気づいた人は少ないかもしれない。妊婦と母親も、特に気にしているわけではない。次の駅で降りてしまった。私がその近くの席に座っていたら、席を立って、二人の男に見せ付けるように席を譲ろうと思う。しかし、車内で大声を出して、席を譲ったらどうかとか、優先席で携帯を使うなと言う勇気がなかった。そのことが悔しい。
 そのことで思い出すのが、東京に単身赴任中のあるとき、金曜日の夜に東京から大阪へ向かう新幹線の自由席でのこと。当然満員であり、私も発車間際に乗ったから立っていた。東京から乗って、立っているということは、少なくとも名古屋までは立つ、あるいは京都まで立つことになる覚悟だ。しかもデッキは満員で、客室に少し入った所の、狭い場所に立つ。そのとき、遠く反対側のドアの近くに立っている若い女性の姿が目に入った。立っているだけで何もすることがない私には、それとなく見えるその女性の姿が、可愛そうにも見えた。名古屋で降りる客が席を立ったところに、その女性はようやく座ることになり、私のほうは全く座れないが、それでも何かほっとした気持ちになる。そして、名古屋に停車し、そこで乗り込んできた客の中に年配の人がいるのを見つけると、その女性は、ようやく今座ったばかりにもかかわらず、にこやかに年配者に席を譲った。とても美しい女性だ。顔や姿が美しいというのではなくて、その行動が素晴らしかった。

 土曜日のきょう、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ行った。午後は所用のため、午前中の2時間ばかりの滞在。年間パスポートを、キャンペーン期間中に買って、初めて使う。たった2時間のために、普通の入場料を払うなら絶対に行かない。短時間でも惜しまずに行けるのが年間パスの魅力なのだ。
 冬のUSJは寂しい。入場者も少ないので、アトラクションに並ぶ時間は格段に少ない。しかし、やはり寂しい感じがする。やはり、テーマパークは、人が一杯でにぎやかでないと、雰囲気が出ない。


2008.1.28(月) これも初めて

 
昨日の大阪府知事選挙。投票に行ったら、出口調査というものを受けた。読売テレビと言っていた。若い男性と女性の2人が、アンケート用紙を挟んだバインダーみたいなのを渡して、書かせている。やや不慣れで混乱しているらしく、私に渡されたものを見ると、何と前の人が書いたのを挟んだままだ。「マルをつけていただくだけです」と言われるも、「これ、マルしてあるけど」と言ったら、あわてていた。意地悪だね、私も。私にとって、出口調査というものは初体験。投票所で、そんなのやっているのに出くわしたのが初めてだった。今回の大阪府知事選挙が注目されていたからか。

 日本では、あまりニュースにならない、フィギュアスケート全米選手権の話。優勝がミライ・ナガス。あのキャロライン・ジャンは4位。それがどうした、と言われそうだが、フィギュアスケート王国アメリカにも、世代交代が起こり、日本の浅田真央の出現どころではない事態になってきたのだ。日本でも全日本選手権大会が世界選手権出場選手の選考会だったように、全米選手権上位が世界選手権に出るのだが、どちらも14歳で、年齢制限があり世界選手権には出られない。ミライ・ナガスは、紛れも無く日本人。長洲未来。両親が日本生まれの日本人。ただ、この未来ちゃんは、アメリカで生まれたので、日本とアメリカの二重国籍を持つ。次のオリンピックに、アメリカ代表で出るのか日本代表か。アメリカは離さないだろうね。どっちにしても熾烈な代表争いになる。浅田真央の強敵になることは間違いない。この未来ちゃんの演技、テレビで見た人は見たはずだ。日米対抗戦という競技会が日本であったときに、アメリカ代表の一員で出場し、日本のファンの前にお披露目をした。私は、しっかりと覚えています。
http://www.afpbb.com/article/sports/winter/figure-skating/2342559/2565672


2008.1.18(金) 初めて

 
昨日の通勤帰り、大阪駅からJRの電車に乗ったときのこと。電車は一応満員の状態で、発車時刻間際に乗った私に対して、車付きの荷物を持って座っていた若い小柄な男性が、スッと席を立って、笑顔で私に席を譲ってくれた。私は、どうしたらいいのか戸惑い、丁重にお断りした。その男性は一旦座ったが、またすぐ立って、席を譲ると言う。それでも私は遠慮した。その男性は、次の新大阪で降りたので、私は気兼ねなく座った。
 日頃から、席を競って座るのに、譲られると遠慮してしまう。それよりも、なにしろ、明確に席を譲られたのは生まれて初めての体験だった。そういう年になったかと、あらためて感慨深い。ちょっと、ショックでもある。