最近思うこと(日記・エッセイ)
バックナンバー
2007.6.23(土) 太陽の塔

 
太陽の塔は、万博公園の記念撮影の名所になっている。万博の時は太陽の塔がテーマ館の一部をなしていて、中にも入った。最近でもここ数年間、希望者を募って内部公開をしていたが、この春、再び封印され、太陽の塔は外から見るだけのものとなった。
 もちろん、眺めるだけで存在感があり、1970年から37年間、変わらぬ姿で私たちに何かを語りかけている。これは人か、鳥か、男か女か、などといった疑問をもっても、追及をさせない、不思議なものだという答えだけを見出すしかない。

 万博公園の自然文化園。むしろ万博公園といえば自然文化園のことを言うようなもので、わざわざ自然文化園とは言わないほど、万博公園の面積の大半を占める部分。その中央口から入場すると、眼の前に拡がる芝生と、そびえる太陽の塔。初めて来てここで記念撮影をしない人はいない。写真ではわからないスケール感に驚く人が多い。初めてでなくて、何度か来て見た人からも、「おおきいなあ」という声が聞こえる。

 最近は週1回のペースで万博公園に行っている私も、太陽の塔の写真は毎回撮っている。天候次第で写真の出来が違うので、一応、きょうはどんな写真が撮れるかと楽しみながらカメラを向けるのだが、なかなか納得のいくいい写真が撮れるチャンスは無い。ところが、きょうは昨日の雨が上がり、カラッと晴れて澄んだ空気の、夏には珍しくかすみのない空の下で、芝生の緑、空の青さ、きれいな筋雲、を背景に、今までにない太陽の塔を撮ることができた。写真集に1枚、「太陽の塔・ベスト写真」として掲載する。


2007.6.16(土) 梅田

 
大阪の梅田と言えば、田舎のような地名だが、ご存知のように大阪駅前の中心地、最も地価の高い所だ。出かけるついでに、天気もいいので、カメラを持って梅田付近を撮った。
 大阪駅前にこんなに緑があったのかと感心する。たまたま樹木が写るように撮ったまでだが、駅ビルの大丸や阪神百貨店、マルビルなどを背景に、木がたくさん写るのは、最近できたスポットなのだ。
 自宅最寄の千里丘駅を一枚。JRで15分、大阪駅で降りると、以前からあるビルに新しいビルが加わり、何十年もかかった大阪駅前の再開発がほぼ終り、古くなった阪神百貨店が次の阪急との統合で新しくなるのだろうか。

 出かけるついでとは、消費生活アドバイザー資格の更新研修があって、環状線で天満へ。久しぶりに会社を離れた勉強の場となり、とてもいい授業だった。


2007.6.15(金) ニューヨーク

 
NHK総合テレビ、午後10時からの番組で、ニューヨークの特集、ライブ中継中。この街のあちこちをリポートする単純な番組だが、何か惹かれる。一つ一つにコメントするよりも、すぐにでも、カメラを持って行きたいと思う。今の私には現実的ではないが、そんな街なのだ。日本の北海道の田舎町に生まれ育った私には、3次元の世界。


2007.6.2(土) ZARD

 
ZARDの曲が何曲か携帯オーディオに入っていて、時々聴いていたが、あの慶応病院での事故以来、あらためて昨年のBEST版をまるごと取り込んで聴いている。きょうも万博公園へ歩いて行ったときには、ちょうどリズムがいいので、ウォーキングには最適なのだ。「1秒に2歩」が健康リズムと言われるが、ZARDの曲は、多少の前後はあるものの、だいたいそのテンポになっている。私からのお勧め、「ウォーキングは、ZARDの曲を聴きながら」。

 
花菖蒲の季節になってきました。東京の方は、ぜひ皇居東御苑へ行ってみてはいかがでしょうか。来週末が見頃でしょうか。
 花菖蒲、アヤメ、カキツバタの見分け方がよくわからないのですが、もし私と同じようにわからない方へ、いまさら聞けない知識を、こっそり教えます。実際まだよくわからないのですが、花菖蒲について、間違いなく言えることは、「花菖蒲は、花びらの付け根のところが黄色い」のだそうで、きょう、念のために、万博公園で咲いていた花菖蒲は全てそうだったことを確認しました。黄色い花菖蒲はどうか、それは、より一層つけねの部分が黄色かった。

2007.6.1(金) ホテル・オークラ神戸

 
藤原紀香と陣内の結婚披露宴が行われたホテル・オークラ神戸。私には、震災後の3年間の間、仕事の関係で何度も利用した懐かしい場所だ。泊まったことはないが、神戸の風景のひとつを成している背の高いホテル。
 テレビの番組として作られたショーではあったが、関西の視聴率が40%に達し、そりゃそうだ、私も見たぐらいだから、関西の人は大半が見たことになる。結婚披露宴の中継をテレビで見るなんて、ばかばかしいような気もするが、つい、見てしまった。
 関東の視聴率が28%だったというこの格差が面白い。格差婚と言われるこのカップル。関西の人は陣内君を応援したくなる。相手が同じ関西の出身で、時おり関西弁が出るのがうれしい。


2007.5.26(土) ロンドンで見た公園と万博公園

 
毎週末に万博公園へ通う生活になり、公園内や往復のウォーキングで運動不足を解消し、ベンチや芝生に座って何もしない時を過ごするフレッシュのサイクルになっている。
 この公園が前から好きだったのは言うまでもないが、今あらためて毎週行ってみると、そこがロンドンにある多くの大きな公園と似ていることに気づくようになった。広大な面積、ふんだんにあるベンチ、芝生に入り放題の自然な感じ、どれもロンドンに似ている。ロンドンのハイドパーク、リージェントパーク、他にもある数々の公園では、美しい芝生を眺めながらベンチに座るカップル、独り者、ボール遊びをする子供たち、その光景がそのまま万博公園に、ごく自然にある。万博公園を作るコンセプトは、せっかくの広大な土地を活かして、それまでの日本にできなかった公園を作ろうとしたものなんだろうと、今あらためて思う。この公園と似たものができたのは、東京・立川の昭和記念公園。ただ、両者を比較すると、総合的には断然、万博公園に軍配が上がる。


2007.5.13(日) ブラスEXPO

 
4年ぶりに「ブラスEXPO」を見に行った。万博公園名物のこのイベントは、関西の高校・中学校・小学校のブラスバンドが、マーチングのパレードと合同演奏などを行うもの。珍しく、妻と長男が一緒に万博公園へ行った。3人一緒なら、車で1200円の駐車料もいいだろう。

 きょうから始まったバラ園の「バラ・フェスタ」で、バラの写真を撮ったり、コンサートを見たりしてから、公園の芝生で弁当の昼食。その後、パレードを観る。芝生に座り込んでのんびりと。

 このイベントの良さは、場所の雰囲気と、肩を張らない生徒たちの懸命な演奏・演技。いつもながら、向陽台高校は格が違う。前身の阪急少年音楽隊から歴史を積み重ねた感じが出ている。パレードを見ていて楽しい。この高校は茨木市の山の上にある摂稜高校と兄弟校の通信制高校。阪急の資本の入った名門バンドなのだ。

 次々と順に来るパレードのマーチングバンドは、時おり間隔が開いてしまうが、芝生に座っている我々には、気にならない。ワクワク、ドキドキのパレードをひと通り見て、帰宅した。

 長男が、四葉のクローバーを3本見つけて、妻に渡した。母の日のプレゼント。

 エキスポランドは、ひっそりと静まっている。休園が続いている。万博公園内の乗り物(電気自動車や花ぽっぽ)も全て、点検のため運転休止となった。


2007.5.6(日) エキスポランドの事故

 
ジェットコースターの死亡事故は国内初だとか。私にはむしろ、そのことが驚きだった。ああいう乗り物が苦手な私は、ジェットコースターに乗った経験そのものが少ないのだが、絶対に安全だと信じていても、どうしても、体が死の恐怖を感じてしまう。空中に放り出されるような感覚、一般の電車ではあり得ない急降下・急カーブ・宙返り。そんなのが、たまに失敗することもあると知っていたら、おそらく大半の人は乗るのをやめるのではないだろうか。
 万博公園には度々行くが、エキスポランドに入ったのは、もう20年以上前のことになる。ダイダラザウルスという万博当時からのジェットコースターに一度だけ乗った。当時は最新鋭、今でも現役のマシンだ。車軸が金属疲労で折れることまで考えるべきだった、ということは、全国にある多くのジェットコースターは、みんなその可能性をもっている。ジェットコースターが、電車や自動車よりも安全な乗り物だとは全く思えない。
 
 事故当時、万博公園の上の広場でイベントを見ていた。
その頃の写真がここにある。この後、ルピナスガーデンで写真を撮っていたら、上空をヘリコプターが飛ぶ騒々しい事態となった。亡くなった若い女性のご冥福をお祈りする。
5月5日 12:51 
                 万博公園・上の広場にて

2007.5.4(祝) パビリオン記念碑めぐり

 
万博公園には、万博当時パビリオンのあった跡地に、縦30センチ・横40センチぐらいの石の板の記念碑が置かれていて、最近はそこに当時の写真入で説明看板が立った。全てのパビリオンの分があるわけではないが、それでも主なパビリオンの88個があって、それを地図と照合しながら探し回り、記念碑の上についている小さな金属製のレリーフに、紙をあてて鉛筆でこすって写しをとる。この、一見子供じみた作業は、希望者に無料でツールが提供され、むしろ大人に人気なのだ。私のような万博経験世代にと言ったほうが良いかもしれない。私は去年から少しずつ始めていて、7割ぐらい回った。一日で回れるようなしろものではない。説明看板ができる以前は、広い公園のことだから、本当に苦労するものだった。そのことだけに集中しているのではなく、ついでに見ているような方法なので、なかなかはかどらないが、今年の夏には完成させたい。この公園をこうして歩き、芝生に寝転び、私の人生を振り返る、その意味でも、素晴らしい公園なのだ。

 5月13日(日)には、楽しみな「ブラスエキスポ」がある。公園内のパレードを、ワクワクして見るのです。

 カナダ館の記念碑。
左下の部分にレリーフがある。


2007.5.3(祝) 太陽の下で

 
GWのカレンダー通りに休めるのが、うれしい一方、体調に影響するのではないかと思うほど余暇の時間が多くなったので、このままではいけないと思い、努めて太陽の下へ出て運動をすることにしている。私の運動は、歩くことだけ。
 きょうは、朝一番に梅田で所用を済ませ、11時頃帰宅するとすぐに万博公園へ行った。まずは万博球場で、リトル・シニアリーグの試合を観戦。これは入場無料。芝生の内野席でのんびりと楽しむ。その後中央口から入場し、私の好きな東の広場で弁当を食べた。
 ルピナスガーデンでは、きょうからルピナスフェスタが始まり、きっちりと見頃を迎えていた。まだまだこれからもっと咲く時期になる。奇妙な花だ。
 万博公園に行くと、公園の中で歩くことも多いし、往復のウォーキングもあるので、運動量としては十分だ。しかし、それでも万歩計の歩数は2万に満たない。私の過去最高記録、一日5万歩(北京で)というのが、いかにスゴイ状況だったか、あらためて思うが、今もう一度5万歩を歩くのは想像が付かない。

 太陽の当たらないところでの話しになるが、映画「バベル」を見て具合が悪くなった人があるんだそうで、公開初日に見た私としては、そのことに触れておく必要がある。光の点滅、短時間で画像を切り替える技法が、何らかの効果を出しているし、酒と薬に酔って、もうろうとしているのを感じる場面でもある。それが1分以上続いたので、ちょっと長かったかもしれない。なお、私は全く問題なく見終えました。別の感動で、終了後に席を立ちたくない状態にはなったが。


2007.4.30(振祝) 万博公園


 古い原付バイクは昨年処分したので、万博公園に行くには、車かモノレール、あるいは自転車か徒歩でとなる。モノレールの駅まで徒歩13分、そこからモノレールで10分。車の方が早いのだが、駐車場が一日1200円。一人で万博公園に行く場合、1200円の駐車料はもったいない。そこで、昨日万博公園に行ったときは、初めて自宅から徒歩で行った。私の足でゆっくり歩いて片道55分。このごろ歩かないので、ちょっとこたえる距離だが、激しい運動ではないので、健康に良いと思う。
 万博公園の入園料は250円なのだが、私は今年、年間パスポートを買った。3千円だから月1回でちょうどということになる。これを励みにして、万博公園へ行く頻度を上げていきたい。これから6月までは、いろんな花が次々と咲き出すので、目が離せない。
 ゴールデンウィークの天気が良いので、行楽にはうってつけ。昨日の万博公園は、花見の時よりも多い人出だった。駐車場への待ち行列が中環の本線にまで長く延びていた。歩いて行ったのは正解ということか。明日は雨になるそうだが、会社だから、ちょうどいい。


2007.4.27(金) 探偵!ナイトスクープ

 関西地方のテレビ視聴率、4月16日〜22日の一週間のランキングを新聞で見て、なるほどと思った。先週金曜日(20日)夜11時17分、朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」が第1位になっている。そういえば、先週の放送は面白かった。その前の週も面白かった。テレビのバラエティ番組など全く観ない私だが、この番組だけは楽しみに観ている。2位がSMAP&SMAP、以下の順位には関西では横綱番組の「阪神・巨人戦」などが、だいぶ下にある。

 東京でこの番組が放送されないのが残念で仕方なかった。東京単身赴任の4年間、なにか物足りなかったのが、この番組が無いことだったと言ってもいい。関西で視聴率トップの番組が、東京では放送されない。七不思議のひとつに挙げてもいいと思う。
 どんな番組か、おそらく、この視聴率だから、関西の人はみんな知っている。東京の人はほとんどご存知ない。笑いと感動の交錯するバラエティ番組、といってもわからないかも。毎週3つのテーマがあるのだが、私は、ついつい、2回ぐらいは感動の涙をする。1回ぐらいは、あほらしくて笑ってしまう。
 テレビの放送が無くて、どんな番組か、どうしてもご覧になりたい方は、個別にご連絡ください。ビデオに録るなり、ご相談に応じます。ただし、私の家で、録画する媒体は、伝統的なVHSのビデオですのでご了承の程。
 関東で唯一、「千葉テレビ」だけは、少し遅れて放送があります。木曜日の22時から。千葉テレビのご覧になれる地域の方は、ぜひぜひ、ご覧になってください。
 ただし、少し不安はあります。東京で放送しない理由がそこにあるのかも知れません。関西人にしか感じないものがあるのかも知れません。その節は、あしからず。

 話は変わるが、毎朝の通勤途上の話。
 大阪駅で電車を降りて、改札の方に向かう途中、大丸の広告がいつも正面に見える所がある。オードリー・ヘプバーンが毎朝、私に向かって微笑んでいる。私は無意識のうちに彼女から元気をもらって、出勤するのだ。来る日も来る日もなので、その効果は大きい。今夜ついに、帰宅途中、大阪駅の大丸に寄って、スーツを買った。大丸に寄って買い物をするのは初めてだった。


2007.4.22(日) 上原彩子

 
女子のゴルフの話になるが、きょうのフジサンケイクラシックで最終日逆転負けを喫した上原彩子のことを、少し書いておきたい。
 2年前に戸塚カントリーで日本女子オープンを見たとき、つまり宮里藍が優勝したときだが、その時に私が注目して付いて回ったのが上原彩子だった。沖縄出身、宮里藍の2年上。誰よりも良く練習をするらしい。

 きょうの大会で、プロ初の優勝がかかっていた。やはりまた新星の佐伯に優勝をさらわれて優勝を逸した。厳しい戦いだった。惜しかったので、可愛そうな気もするが、いや、それでよかったと私は思う。いつか必ず優勝する時が来ると信じて努力を続ける、その姿に、私は陰から応援をしたい。


2007.4.8(日) 万博公園の花見

 
晴天に恵まれ、9時半の開門前から公園東口に詰めて、たっぷり万博公園の花見を楽しむ一日とした。万博公園を桜の時期に訪れるのは4年ぶり。家族と一緒に花見をするのは、20年ぶりぐらいかもしれない。
 この時期に万博公園で見られる花は、桜の他に、ポピー、菜の花、チューリップ。東京の昭和記念公園と雰囲気が似ているが、チューリップに関しては昭和記念公園に軍配が上がる。
 それにしても、きょうの万博公園は、大変な人出だった。昨日が雨だったせいもあり、花見は今日一日に集中した格好で、さすがの広い公園も、人であふれていた。しかし、この公園にはスペースがたっぷりあるので、あらかじめ場所取りをすることもなく、私たちの花見も、チューリップなどを見て回ってから、昼前にゆったりと桜の下に場所を構えることができた。息子と、柔らかい布製のフリズビーで遊び、こういうのも久しぶり。


2007.4.7(土) 花に意地悪な天気

 
予報では曇りのはずだった今日の天気は、かなりの時間に雨になり、花見に出かけた人は苦労したのではないだろうか。午後に出かけようかと思った私も、きょうは家の中にこもる日と決め込み、テレビ、ビデオ鑑賞、年賀状の整理、ネットオークションで購入した中古ビデオデッキが届いたので接続とチャンネル設定、などをした。
 2002年全日本フィギュア選手権大会の放送のテープが出てきたので、久しぶりに見た。私にとって、太田由希奈、安藤美姫、浅田真央、中野友加里らを初めて見た京都アクアリーナでの全日本。その最終日、フリー演技の放送は、女子と男子を合わせて1時間余のもの。TBSの番組だった。解説者も驚きをもって絶賛する太田由希奈の演技、4回転をやって転倒した安藤美姫、トリプルアクセルは失敗したが3連続3回転を成功した浅田真央、トリプルアクセルを2度入れて1度成功した中野友加里は、ドーナツスピンがこの頃から抜きん出ていた。みんな若いのだ。ちなみに浅田真央は小学6年生、安藤美姫は中3。世界の中で、日本のレベルが注目され、次のオリンピックとなるトリノで日本に金メダルをもたらすことにつながる歴史的な大会だったのだ。あらためて私はこのテープに「保存版」と表示をした。
 もうひとつ「保存版」のテープがあるので、それも見る。トリノの女子ショートプログラム、サーシャ・コーエンの演技。必ずしも難しいジャンプを取り入れたわけではないので、採点では、もっと多くの選手が他の大会で高い得点を記録している。だが、この演技は、どう見ても史上最高の演技だったと私はあらためて思う。ショートプログラムでトップに立ったサーシャ・コーエンは、翌日のフリーで尻餅をついて、また、めったに転ばないスルツカヤも転んで、荒川静香が金メダルを獲得したのは、どなたもご存知の通り。

 明日は花見に行けると思う。今年の花見は万博公園。


2007.4.2(月) 黄砂

 
こんなに、はっきりした黄砂を見るのは久しぶりだ。昼休みに外出して眺めた大阪淀屋橋かいわいのビルは、どんよりと霞んでいた。福岡にいた頃は、ベランダの手すりや物干し竿を雑巾で拭くと真っ黒になることが良くあった。北京へ旅行した時は、快晴の空なのに、太陽は見えず、景色が全てかすんで、天安門から広場の先が見通せなかった。

 この黄砂を息と一緒に吸っているのだから、体にもよくないはずだ。中国の広大な土地から舞い上がる土が、日本にまで届くのだから、スゴイと感心する。あの広大な中国が、もっと緑になったら、こんなことにもならないだろうし、森林が産業になって、環境にも貢献するのではないだろうか。
 あすも黄砂は続くらしい。


2007.3.29(木) 大阪の生活スタート

 
日曜日の夜から大阪の自宅に。そして月曜日から勤務が始まった。梅田から淀屋橋まで歩く通勤も、久しぶりのいい気分で、これからも、できるだけ歩こうと思っている。

 見事なもので、会社の仕事のメールは、先週までの毎日ヤマのようなメールから打って変わり、全然来なくなった。今までが、いかに忙しかったか、その点でも感じられる。

 会社の周辺の、昼食をする店が、少し懐かしい。

 会社の中でも、東京の元同僚たちに数多く会えるし、大阪の旧知の人たちにも廊下で会ったりする。

 まるで違う職場の雰囲気。男性占率の高い、野暮ったい職場で、いまのところ健全な生活を送っている。

 甲子園のセンバツ、大阪桐蔭の準々決勝をぜひ見たいと思うが、変わりやすい天気予報が、果たして土曜日にはどうなっているか。
 東京よりも桜の開花は遅いので、今週末の花見はお預けとなる。


2007.3.24(土) 東京最終日

 
4年前の3月25日朝、前夜の最終新幹線に間に合わず、大阪駅からの夜行バスに乗って着いたところは新宿駅。それから4年が経ち、本日を以って東京を離れることになった。単身赴任の4年間は、決して楽ではない面もあったが、初めての東京生活で、見るもの全てに興味を持ち、写真も撮ったり、楽しいことも多かった。名残惜しいが、明日の朝から荷造りをして引越しをする。あさって月曜日の朝には、新任地大阪の仕事に就く。
 折りしも東京ではフィギュアスケートの世界選手権。忙しかったので見に行くようなことは考えられなかったが、今夜は、実に久しぶりに早く、午後9時過ぎに帰宅し、テレビで女子フリーを観ることになった。予想通りにキム・ヨナはジャンプを失敗し、安藤美姫は4回転を封印した。フリーでは金メダルとなった浅田真央が、会心の演技でごぼう抜きの2位。僅差の2位だから、惜しかったのだが、結果的には5位から2位に上るのは大変なことだったので、立派だった。ショートプログラムの1位は必ずしも優勝に結びつかないが、ショートプログラムの失敗は厳しくのしかかる。真央の成長が見られた大会だったし、真央が着実にバンクーバーに向かっているのがわかる。
 中野友加里が、3アクセルで転倒したのは残念だ。回転不足でもある。結局ちゃんと3回転半を飛べていないのがもどかしい。練習をして、頑張って完成させてほしい。私がこの人に期待するのは、この人がとても努力をする人だから。
 
 パソコンも荷造りをして、しばらくお休みとなります。


2007.3.18(日) 余裕の無い日々

 仕事は、このところ忙しい毎日で、はかどらないうちに、日時だけが経っていきます。
 桜の開花が近いのですが、そういう風情を考える余裕も無く、しかし、桜が咲くのは、とても気持ちが明るくなるので、それを楽しみに頑張りましょう。
 1週間後、3月26日、大阪へ転勤となります。


2007.3.7(水) 小さな虫歯に注意

 
2ヶ月ほど前、小さな虫歯を発見した。つまようじの先がようやく刺さるぐらいの小さな穴があいていた。歯医者へ行けば、簡単に削って、詰めて終わるような小さな穴だった。最近になって、穴に食べ物が詰まるので、このまま放置しても、虫歯が勝手に治ることなど絶対に無いから、思い切って歯医者へ行ってみた。
 私の評価である小さな虫歯は、実はレントゲンを撮ってみると、神経まで届いている重症だったのだ。麻酔を打って、削るは、神経を抜くは、大変な工事になってしまった。小さな虫歯にご用心。

 歯医者のレントゲン写真は、いまや自動化されていて、撮影したらすぐに席のそばのパソコンで画像を見せてくれた。



2007.2.28(水) 東京タワー

 
映画やドラマで、東京タワーがブームのようだ。東京の景色の中に欠かせないのが東京タワーなのだが、意外に東京の人が、よく東京タワーを見ているかというと、そうでもない。しかし私なんかは、東京タワーを写真に撮ることが多い。美しいフォルムとあの赤い色。そして夜のライトアップの美しさ。景色の中で絵になるのだ。
 東京タワーのライトアップの照明が消える瞬間を二人だけで見たら幸せになれるんだそうだが、一人でなら何度も見ている。その瞬間とは、深夜のちょうど12時。それも、正確に、1秒も違わず、ちょうど12時に消える。そのことにも感動する。


2007.1.8(祝) 時空タイムス

 
午後8時からの番組「時空タイムス」を、何気なく見てみると、東京オリンピック秘話だった。団塊の世代には見たくなるような番組。来週は万博だそうだから、ますます私たちの世代のために、やっている番組のようだ。来週は月曜日、ぜひ録画して見たいと思っている。

 「スターズオンアイス」というアイスショーが、これもテレビ東京で放送された。今回の注目は、荒川静香がボーカルの歌入りでトゥーランドットを演じたこと。トゥーランドットがフィギュアスケートの音楽として向いていることはかねがね思っていたが、これをせめてエキシビションでいいから、歌入りにしたら、もっといいのにと私は思っていた。それを、荒川静香がやってくれた。荒川静香は、競技のときよりもアイスショーの時が数倍美しい。うっとりする演技。私が荒川静香のエキシビションをナマで見たのは過去2回。競技の時に無い、会場全体が吸い込まれるような雰囲気がなんともいえない。きょうはテレビで見たのだが、それでも良かった。

 太田由希奈が、日本学生選手権で3位入賞。昨日私は行けなかったが、ファンサイトで得た情報によると、全日本の時よりもさらに進化しているそうで、まだまだこれから楽しみになる。ちなみに、1位は中野友加里。


2007.1.4(木) あけましておめでとうございます

 
今年がどんな年になるのかは別として、1年経てば、私にとって、定年までの残余年数が、また1年減ることだけは確実で、夢の無い1年になるのかと思うと、わびしい新年でもある。
 しかし、そうも言っていられない仕事の環境なので、せめて何か仕事以外の楽しみを求めて、生きがいのある年にしたいと思う。

 大晦日の紅白歌合戦。どんなに人気が下がっても、視聴率が最低でも、私は見た。1年に一度だけ見る歌謡番組であり、良くても悪くても、私は見るべき番組だと思って、必ず全部見るのだ。演歌もポップスも、精一杯のいい歌を聴かせてくれる。女性の演歌歌手の着物を見るだけでも価値がある。最後の「蛍の光」を聴くと泣けてくる。裏番組のフィギュアスケートはビデオ録画と決め込んで、元日に、ゆっくり家族で鑑賞した。格闘技も、この日に限っては、見ない。

 12時を回り、新年になって、家の近くの「味舌(ました)天満宮」へ家族で初詣。男の子供ばかりだった我が家に、初めて娘が加わり(正確には、息子の嫁)、今までと違う、ちょっと明るい正月になる。月夜の空に星もよく見えて、南の空に見えるオリオン座とスバルを皆で鑑賞する。この小さな神社に例年こんなに人がいたことは無かった。長い行列となり、20分ぐらい待って、ようやく神殿へ。パンパンと大きな音を立てて、願い事を並べる。そんなに色々頼んだら、神様も覚えきれない。由緒ある天満宮なのだが小さな神社なので、お札やお守りはセルフサービス。正直にお金を入れてお札をもらっていく。ここでごまかしたら罰が当たるに決まっているから多分みんな正直だと思う。消防団のボアンティアでお神酒を出していた。三々九度のような杯でいただく。故郷の八雲神社に比べても10分の1ぐらいの参拝者だと思う。でも我が家では毎年ここを初詣の場所にしている。

 このサイトに時々または、たまにお立ち寄りいただく皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。

2007年1月〜6月