コーラス・ライン in ニューヨーク1979
 
1979.7.6 (金) シューバート劇場(ニューヨーク、ブロードウェイ)
 1979年7月6日(金)、ニューヨーク滞在最終日となる7泊目の夜、ミュージカルの本場、ブロードウェイの舞台を見ることになった。見るのは、この時点で既に5年のロングラン公演となっている「コーラスライン」。このミュージカルは結局16年間のロングランとなる名作。私にとって、ミュージカル初体験であり、その後私がミュージカルを好きになるきっかけになった。

 SHUBERT THEATREの2階席、$23.50。満員の客席に、黒人が一人もいないのが奇妙だった。曲のメロディーとリズムが体に染み付く。最後の曲は「One」。曲のメロディーを忘れないように覚えておきたいと思うのだが、所詮それは難しい。私には楽譜に書くこともできないし、日本でこのミュージカルをやっているわけでもないので、覚えなかったらそれまでだ。実は劇場でレコードを売っていたのだが、それを買わなかったことを後になって後悔する。

 しかし、コーラスラインは数年後に映画化され、ビデオやサントラのテープで何度も何度もコーラスラインを聴くことができるようになった。劇団四季もやるようになり、キリンビールのCMでもよく使われる。

 我が家では、頻繁にビデオを観るし、カーステレオでもよく聴いていたので、子供たちは幼少の頃から体に染み付くほど、コーラスラインの色んな曲のメロディーを覚えている。