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最近思うこと(日記・エッセイ)
2005年4月1日-6月30日
2005.6.25(土) ショック! 欠場 

 
明日のドリーム・オン・アイス、期待の太田由希奈「欠場」のニュースが入ってきた。この1年間、故障を抱えながら無理をして出場した大会もあって、ファンとしては決して無理をして出てほしくはない。しかし、久しぶりに観られるとの期待が、直前になって外されたのは残念。当然今回は出場するように調整してきたはずだが、それでも欠場となるには相当な理由があるはず。ただ、理由が「海外でリハビリ」というのがやや疑問だ。それならもっと早くからわかっていたのか。
 残念だが、美しい姿の復帰を待つことにしよう。
 従って、明日は、太田由希奈以外の選手を見ることになる。それでも、荒川、安藤、村主、恩田、浅田姉妹など、楽しみだ。
 

2005.6.24(金) ドリーム・オン・アイス 

 
これは、今度の日曜日に見に行くイベント。正直に、正確に公表しておくと、私ひとりで見に行きます。その名の通り氷の上で行われるイベント、つまりフィギュアスケート。フィギュアスケートの人気が高まって、来年のトリノオリンピックは楽しみが一杯になってきた。
 今回のイベントは、私としては初めて、競技会でない「エキシビション」を見ることになる。上位選手がそろって見られる。競技とはまた違う優雅な演技が期待できる。競技の大会の場合は5−6千円ぐらいだが、エキシビションは高い。私が買ったチケットで1万5千円。

 私の目当ては太田由希奈。日本一美しいスケーティングを見せる選手だ。約1年間、足の故障で見ることができなかったが、3月に復帰し、今回はきっとまた素晴らしい演技を見せてくれる。
 太田由希奈を知らない人が多い。どうしても競技の得点が取れない。しかし、これまでに、世界ジュニア選手権、四大陸選手権を制覇したチャンピオンでもある。これほど美しいスケーティングをした選手は、これまでの日本にはいない。ナマで見るのは2年ぶりになる。今回テレビ放送はBSフジだけなので、私には見られない。今度の日曜日、午後3時半から、私は自分だけの世界で楽しみたい。


2005.6.18(土) もう一度「すみだの花火」 

 
先週に続き、きょうも「すみだの花火」を見に行った。今週半ばが満開と聞いていたので、予想通りではあるが、少し花の色が峠を過ぎた感があり、やはり花は満開の少し前がいい、と再認識した。週末しか花を見に行くチャンスが無いので、ベストの時期に当たる確率は低い。昨年の「すみだの花火」が最高のタイミングだったと思う。それでも一応写真は撮ったので、早速Topページに。それから、先日のページに写真を追加することにする。

 きょうは向島百花園まで往復とも歩いた。片道35分。手ごろなウォーキングになる。頭に帽子、靴はナイキのスニーカー、最近買った音楽メモリーを首から提げてイヤホーンで聴く。帰りの途中で、ミニストップのソフトクリームを食べる。50代のおっさんらしからぬ行動スタイルで街を歩いても、別に誰も振り向くわけでもなく、自由にできるのが東京の良さかもしれない。

 音楽を聴くウォークマンの類がなかったので、先日ヨドバシカメラで購入した。メモリースティックのような小型のもので、「Rio SU10」という機種。メモリーの容量は512Mだから、そこそこの量が入る。それでもこの機種は機能が単純なので、価格は最も安い。1万円ぐらいで買えるのだ。ウォークマンといえば、カセットテープの時代は電池や充電が大変だった。CDウォークマンになって、電池の消耗は少しましになったが、図体が大きくてポケットに入らなかった。その後、私はMDの時代をパスして、待望のこの時代に入ったのだ。電車の中でみんな聴いているアレだが、現在電車通勤の無い私にとって不要のものと思っていた。近々8月に事務所の移転で通勤が長くなるし、きょうのようなウォーキングにも使えると考え、購入するに至ったというわけ。
 電池は単4電池1本で18時間使える。充電の機能がないが、これなら、充電する手間よりも予備電池を持つほうが楽だ。
 録音する曲は自分で選ぶだけだが、早速CD10枚ぐらいと、PCに保存していた数百曲のJポップスの中から30曲ほど書き込んで、色んな時に聴いている。

 それにしても、今朝は、向島百花園で、蚊に腕や手を刺されること10か所以上。久しぶりだ。ミニストップの店内で、手洗い場にあった液体石鹸を腕に塗ったら、かゆみが治まった。私の生活の知恵である。蚊に刺されると蚊は酸性の液を注入して行くので痒い。それをアルカリ性の石鹸で中和するという、中学校の先生から聞いた知恵を今でもよく覚えている。


2005.6.11(土) すみだの花火 

 
関東地方は昨日梅雨入り宣言。紫陽花と花菖蒲の季節になった。皇居東御苑は、今週末が見頃と先日書いたところだが、昨日のHP情報では五分咲き。明日には行ってみようと思うが、まだ満開ではなさそうだ。しかし花はなんでもそうだが、満開より少し手前の段階が最もきれいだ。特に花菖蒲の散りかけの花は、とても綺麗とはいえない。
 「すみだの花火」は額アジサイの一種。墨田区の向島百花園にある。ここにあるのはとても大きい株で、珍しいそうだ。とみしさんの実家の庭にもあるとのこと。
 この白い花の色が、タダの真っ白ではなくて、淡い水色が入っているような幻想的なものなので、毎年ついつい惹かれて見に行っている。昨年はちょうど満開の時期だったのでいい写真も撮れた。写真集の「花アルバム2004」) きょう撮ってきた写真は、かろうじて良く咲いている花を撮ったものなので、全体としてはまだまだつぼみばかり。次の土曜日にはもう一度行ってみようと思う。私のアパートから徒歩で40分。休日の運動にはちょうど良い。東京にお住まいで、まだこの「すみだの花火」を見たことのない方に、私が力を入れて奨めたい逸品です。今度の土曜日がチャンスです。
 皇居東御苑の花菖蒲と、向島百花園のすみだの花火を今度の土曜日に見るというのがお奨めです。
 
 きょうの朝日新聞の別冊にこんな記事があった。「喫茶店があまり減らない大関西圏」。ドトール、スターバックスのようなセルフ方式のコーヒーショップが多くなっている今日、関西や中国四国地方では、従来型の喫茶店が減っていないと言う。そういえば、今年、大阪の梅田地下街を歩いてみて、特に感じたことがある。喫茶店がやたら目に付くのだ。結構大きな店ばかりで、それも多くの客で一杯になっている。間違いなく大阪特有の傾向だとその時思った。このような喫茶店は、東京ではほとんど見られない。そこで、高い料金の喫茶店を首都圏で展開している「椿屋珈琲店」のことが載っていた。
 神戸の「西村珈琲」なんかを思い出す。美味しいコーヒーとトーストが懐かしい。


2005.6.6(月) 皇居東御苑の花菖蒲は今週末が見頃 

 
日曜日に皇居東御苑で撮った花菖蒲の写真は、実は、かろうじて咲き始めた花を選んで撮ったもので、まだほとんどがつぼみだったのだ。昨年のこの時期に行ったときには満開だったので、今年は少し遅い。今週末がちょうど見頃になりそうだ。
 皇居の東御苑を知らない人が意外に多い。皇居の敷地に入ることが出来るのは正月二日と天皇誕生日の一般参賀のときだけだと思っている人もいる。一般参賀のときは、二重橋から入って東御苑の方から出る。その東御苑は普段でも一般に開放していて(但し、平日の週に2回閉苑日がある)、入園は無料。四季の花を楽しむことが出来る。
 花菖蒲は、面積が狭く、株数では他にもっと多いところがたくさんあると思うが、質の高さで日本一の花菖蒲苑と言える。昨年の写真は何度も何度も見てしまうほど。(写真集の「花アルバム2004」にあります)
 まだ、ここの花菖蒲を見たことが無い方、ぜひ今週末、行ってみることをお奨めします。天気予報は雨。花菖蒲には雨が似合います。


2005.5.29(日) 愛・地球博 

 
土曜日の夜に名古屋で所用があり、それならと、朝一番6時東京発の「のぞみ」に乗って「愛・地球博」に行った。人気館を見ようと思ったら、相当な作戦が必要で、こんな思いつきで行っても、ほとんど見られない。これだけは見ておかないと笑われるのではと、マンモスを見ることだけに集中し、あとは適当に気の向くまま、色んな国々のパビリオンを見て回った。1ヶ月前からのインターネットでの予約などしているはずも無く、ただ、雰囲気と人ごみと、そして各国から来ている人たちとの対話。ほとんど日本語でやってしまう。各国のコンパニオンは日本語を勉強しているからとてもスムーズ。アフリカの国々の展示や特産品の販売コーナーは楽しかった。土産は、自分に、国連館でオリジナルの帽子。
 ウッドデッキの通路が照り返しを防ぎ、涼しい。各国のパビリオンにはレストランが付いている。そのほかにファーストフードの店も随所に。でかいピザトースト1000円、これが昼食となった。「八丁味噌ソフトクリーム」なんてのも珍しい。
 詳しく記述するほどものも見ていないので、私の体験記はこのぐらいに。どうぞ皆さん、一度ぐらいは行ってみたほうが良いとは思います。但し、十分な作戦を立てて行かないと、時間のロスばかりになります。ディズニーランドやユニバーサルスタジオ等と違い、年寄りも子供も、幅広い年齢層が来ています。私も含め年寄りには疲れます。行列の長さは平均的に短い。事前予約で計画的に見ている人も多いから。


2005.5.25(水) 函館山 

 
きょうの午後3時過ぎ、NHKの番組で函館山からの中継があった。と言っても、そんな時間にテレビを見ることはできないので録画して、夜に見た。今朝新聞の番組表で見つけて、録画をしたのだ。
 函館山は、私の出身地の八雲町から近いとはいえ、子供の頃からめったに行ける所ではなかった。小学校の遠足で、汽車に乗り観光バスに乗って初めて登った時の感動は、田舎の八雲にはない港町であり大都会である景色を目の当たりにした驚愕体験だった。
 函館山から見る夜景に感動しない人はいない。私なりには、世界中で一生のうちに是非見ておくべき3箇所「ナイアガラの滝、グランドキャニオン、函館の夜景」のひとつに挙げるほどのものだ。神戸や香港の夜景も函館にはかなわない。
 近年八雲に帰郷するときは、だいたい函館空港でレンタカーを借りるので、必ず函館山に登る。昼間の景色もいいものだ。昔の函館山のロープウェイは、混雑時には2時間待ちだったが、今は一度に125人まで乗れる大型になり、とてもスムーズだ。年間150万人という、ロープウェイの乗客数日本一である。


2005.5.24(火) バラの季節 

 
バラの花が咲く季節は、先週末でピークを過ぎた。この土日の2日間は、体力勝負の忙しさだった。
 土曜日はメトロウォーキングの後、インボイスSEIBUドーム(旧・西武ドーム)で「国際バラとガーデニングショウ」。そして日曜日は、神代植物公園のバラ。かねて噂に聞く神代植物公園のバラは、確かにスゴイ。種類の多さと、それぞれの品種の質の高さ、すなわち美しさに感動する。花の表情はその日ごとにあるはずで、きょうのこの日に見せてくれる表情に出会えることが、うれしい。ダイアナ妃の名をつけた「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」には、しばし見とれてしまう。写真に残して、あとで見られるのがいい。2日分で200枚以上の写真をHPの写真集にアップしたのだが、今回は省力化してYahooの写真アルバムに単純に載せた。どうも混雑時には開かないこともあるようだが、再度クリックするとだいたい開く。今年のバラを見ていない方は、せめて写真で。私は自分で見た花を写真で見ることで、再会のような面白い心境になる。花の表情は覚えているものなのだ。

 NHKのプロジェクトXで、淀川工業高校の合唱部が取り上げられたとき、私も見た。事実と違う内容があったとの報道を見て、正直、ショックだった。私はその番組を見ていたときに、全て鵜呑みにした。へえーそうなんだ、と感心して見ていたが、その幾つかの部分が嘘だったというから、テレビというものは怖い。信じ込ませる力を持っているのだ。音楽の風土なんか全く無かった淀川工業高校で合唱を始めたという話だが、そういえば、この学校には日本一のブラスバンド部がある。一度聴いたことがあるが、そのレベルは高い。合唱部とは違うだろうが、しかし音楽が無い学校でもないはずだ。この番組を作った人は、そのことを知っていたのかどうか。野暮ったい荒れた工業高校に合唱部を作った事を強調するために、あえて吹奏楽部の存在を一言も出さなかったのか。

 岡本綾子のゴルフ殿堂入りのニュース。
 白髪の混じる54歳。この人は私と同年代。いや、私とは同じ生年月日。偶然のそのことに、自慢にはならないが、誇りみたいなものを感じるのは、思い上がりか。


2005.5.8(日) 東京の「ヒトツバタゴ」(なんじゃもんじゃ) 

 
「ヒトツバタゴ」は、通常は何の変哲もない木だが、春に新しい葉が出て、その後、4月下旬から5月にかけて白い花を咲かせる。その白い花が、まるで雪が乗ったように見える。今朝の新聞で、旭川で木に雪が乗った写真を見たが、それとよく似た光景になる。
 ところが、その木が見られるのは、全国でも限られている。天然では九州の対馬と、岐阜県の恵那・瑞浪あたり。それほど珍しい木なので、なんという木かわからない、という意味で「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれる。人工的に植えたものとしては、名古屋城の敷地内にもあり、そして、東京には、神宮外苑でたくさん見られる。きょう、少し時期を外したかなと思いつつも、都内各所のヒトツバタゴを見て回った。最も名所になっている神宮絵画館の前の木は、もうほとんど花が無い。日当たりの良いところは早いのだ。しかし、国立競技場や周辺一帯を歩いてみると、ちょうど満開のヒトツバタゴが、随所にあるはあるは、数え切れないほど見つけた。東京にはこんなにたくさんあったんだ。これらは全て明治以降、いや大正以降に植えられたものだ。
 この他に、きょう見てきたのは、JR信濃町駅付近の歩道橋そば、神宮絵画館裏の樺太国境記念碑の横、東京大学キャンパスの三四郎池周辺、御徒町公園の中。昨年見たのが、国会議事堂前の公園。
 天然で群生している対馬のは見たことが無いが、これだけたくさんの木が見られるとは思っていなかったので、正直きょうは興奮している。


2005.5.6(金) ゴールデンウィークの万博公園 

 
今年のゴールデンウィークは、大阪の自宅で過ごす、ゆったりしたリフレッシュ休暇だった。
 万博公園に二度行って、ポピー、チューリップ、ボタンなどの花が見られたし、万博公園の野球場では、高校野球の大阪府春季大会も見た。京都の西京極球場では社会人野球京都大会。
 以前から、高校野球の地方大会を見ていて、そこで目立った選手が、いまプロ野球で活躍していたりすると、自分の子供を見ているようでうれしい。中日の福留はPL学園のスラッガーだった。西武ライオンズで昨日ときょう大活躍の中村剛也は、大阪桐蔭でちょっと太目の強打者。

 万博公園のバラ園では、早くもバラが咲いた。まだまだほんの一部だが、それもうれしい。自宅近くの摂津市平和公園でも4日には咲きだした。さらに万博の日本庭園、ここの花菖蒲田では、かきつばたが既に見頃になり、蓮の早いものは咲きだした。世の中、大半の場所ではまだまだ咲くものではないが、どうも、万博公園の花は、種類が多いせいもあって、早いものはどこよりも早く咲くようだ。

 トップページの写真、きょうは万博公園のバラ。まだまだ写真はたくさんあるので、毎日順次掲載します。


2005.4.25(月) 列車大惨事 

 
福知山線の列車事故は、13時間たった今もまだ全貌がはっきりしないほどの大惨事だ。列車は安全だと思っていたが、ときに、高速で走る列車の中で、この電車が脱線することはないのだろうかと思うこともあった。線路の幅は非常に狭い。しかし、列車の脱線に関しては、鉄道の多い日本のこと、これまでに研究もされてきたし、やはり安全に変わりはないのだ。それでも脱線が起こった。原因はまだまだわからないが、運転士からの証言が得られれば、かなりわかると思う。
 現場は阪神大震災でも大きな被害を受けた地域。10年たった今、またここに地獄絵図が。車の運転と違って、こればかりは気をつけようが無い。先頭車両が危ないのか。後部車両だけが事故に遭うこともあるし、なんとも言えない。震災の後、いち早く復旧したJR。私鉄王国の関西で、私の自宅はJR沿線だし、いま東京でもJRとは切っても切れない生活。安全と信頼を取り戻してほしい。
 きょう偶然にその電車に乗って被災した人たちが不憫でならない。


2005.4.17(日) 昭和記念公園のチューリップ 

 
立川にある「国営昭和記念公園」。この公園が元は米軍基地だったことは特に何も関係ないが、私の好きな「万博公園」と似ているところが好きで、時々行っている。
 ここのチューリップは、オランダから直接指導を受けて作られている芸術作品だ。たくさん植えるだけではなくて、川や池、緑の芝生との調和が美しい。昨年初めてのお披露目だったが、その感動を忘れられず、今年もホームページで情報を仕入れて、今朝7時からの特別早朝開園を目指して出かけた。
 去年よりも花は遅い。それでも、順次咲くように作られているところがうれしい。十分に楽しんだ。今度の週末まで見頃は続くと思う。

 この昭和記念公園のチューリップをまだ見たことがない方に、ぜひお奨めしたい。首都圏に住んでいる方なら、多少遠くても、行ってみるべきだ。但し、チャンスは、平日に行ける人以外、今度の土日しかない。写真で見ても、話しを聞いても、本物に勝るものはない。JR西立川下車すぐ。または立川下車徒歩20分。開園は午前9時半。


2005.4.16(土) 中国の反日暴動 

 
反日デモが暴徒と化し、北京・上海など、破壊行為が行われた。
 3年前に北京へ一人で旅行した私だが、ニュース映像を見て、怖くなったのは言うまでもない。観光客としてでなく、できるだけ自分の足で歩き、市民が乗るバスや地下鉄を使い、人々に触れる旅をしながら、歴史を学ぶ機会だったので、当然に、盧溝橋、抗日戦争記念館、天安門前広場にも行った。日本人に対する眼が、どこか敵対心を持っているような雰囲気は常にあった。それでも、人々はみんな私に親切だった。

 中国の人たちは、警察の指示には素直だ。だから、警察が投石を止めさせることは可能だ。黙認すればやめないのも最もだ。中国人は日本に対する知識をほとんど持っていない。反日教育で教えられたことだけが知識になっていて、戦後、今日までにおいて、日本のODAや、日本企業の進出が無ければ、今の中国の発展はあり得ないということを、中国の人々はほとんど知らない。唯一、上海の日本企業に勤める中国人たちは、複雑な思いだろう。また、日本に来ている中国人留学生は、いずれ本国へ帰って、日本の企業で働いたりする人が多いのだが、彼らもきっと嘆いていることだろう。中国人が日本に旅行で来ることはほとんどない。日本のことを知る機会が無い。我々日本人も、中国に行く機会が少ない。今回のことで、いっそう中国には行かなくなるだろう。歴史認識と、今の日中関係と、将来に向かった関係を、冷静に考える姿勢を互いに持ちたい。

 それにしても、日中関係をここまで冷ややかにして来たこの3年ぐらいの間、すなわち小泉首相の、中国を刺激するばかりの行動、そしてそれ以外に何もしない対中国政策は、冷静に見てきた私としても、いかがなものかと感じる。強い態度で中国政府に抗議するのは当然だ。そして、もっと、日本を理解させる努力をしなければいけないと思う。

 暴動を起こす人々の姿を見ると、実に悲しい。自分たちの個人の利益のためのデモではなくて、国家のためだというから怖い。国家のためになら、破壊行為をしてもいいのだという心理が怖い。戦争と同じだ。昨年のサッカー、そして3年後のオリンピック。大丈夫なんだろうか。日本は敗戦国、中国は戦勝国。戦争に勝った国のおごりは、無限大に危険なもので、私は敗戦国の国民で良かったと常々思う。


2005.4.14(木) 冷蔵庫4台目 

 
東京に来て2年が経ち、きょう、ついに4台目の冷蔵庫が来た。単身赴任生活に欠かせない冷蔵庫だが、2年間に4台も買い換えるほどこだわるべきものでもない。要は冷えればいいのだが、この2年間に3回、冷えなくなって修理を頼んだ結果、新品との交換となったのだ。

 2年前、単身赴任直前に大阪の自宅に近い電器量販店で、19,800円で購入し、配達先を東京のアパートにした。メーカーは、聞いたことのない国内のメーカー。そして、無事に設置されてから、突然冷えなくなること、これで3回目。冷凍庫が冷えなくなると、保存していたものがたちまち全滅する。製氷皿の中は水になり、冷凍していたご飯がふにゃふにゃに。美味しい魚の切り身も柔らかくなり、勇気を出して食べるのも限界がある。

 修理は買った店に依頼するのだが、いつも来るのはメーカーの人で、最初の時は、先ず点検して、冷媒循環装置のどこかからガスが漏れているので本体ごと交換すると言われ、後日交換に来られた。2度目からは、冷えなくなったことを伝えただけで、見もせずに、代わりの新品を持ってこられた。
 今回はついに、同型機種がなくて、代替に、容量はほぼ同じだが、ファンがついていないなど、少し機能が低下する別機種でどうかと提案されたが、私が断り、なんと、別メーカーの機種を調達して持ってきた。ついに4台目、シャープの冷蔵庫となった。

 今回ばかりは、もう2年を経過したし、自分で買い換えるしかないと思った。でも一応、最初に買ったときの保証書を見てみた。「本体1年間」「冷媒循環回路5年間」と書かれている。驚いた。5年間保証してくれるんだ。かくして4台目となったが、私が払ったお金は、購入時の19,800円のみ。国内無名メーカーのこの会社にとって、この製品1台にかけたコストは、修理の人件費も加えれば、売上代金の10倍ぐらいになっているのではないだろうか。製造物責任というのは重いものだ。リコールになってもおかしくないような製品だったのだと思う。懸命に対応する姿に、気の毒な気さえする。今回で、別メーカーの製品になったので、もうこれで大丈夫だろう。私も疲れました。
 冷蔵庫が冷えない生活は、現代では考えられない。一方、故障から数日経って、昨日からは、必要なものをコンビニでこまめに買うことと、食事を外食にすることにしたのだが、便利な街に住んでいると、冷蔵庫がなくても生活できることもわかった。

 久々の好天となったきょう、朝から洗濯をして、ベランダに干してから出勤した。花粉症の人には、とてもできない仕業だろう、と思いながら、太陽を浴び、風に吹かれるのが洗濯物には一番、と伸びやかに外に干すのであります。


2005.4.3(日) 桜祭り 

 
各地の桜祭り行事は、桜の咲いていない中で開催され、色々なイベント、出店、等々、滞りなく終わった。昨年に比べて極端に遅い開花だったことと、開花予想の変更や外れがあって、だいたいどこも、先週末から今週末までに行われたようだ。
 カメラを持って各地の桜を撮りに行こうと思っていたが、この二日間は、かろうじて咲いている木を見つけて撮った数枚の写真だけだ。それでも、今回感じたのは、つぼみの混じった桜はきれいだということ。これから咲こうというエネルギーがみなぎっている。
 桜はほとんど咲いていなくても、開花宣言が出て、チラホラどこかに咲いているだけで、花見の客はフルに出ている。予定していたグループには、チラホラでも十分に予定決行だ。要は「花より団子」「花よりビール」なので、暖かい今日の花見は最高に盛り上がったわけだ。

 隅田川沿いの堤防は「墨堤(ぼくてい)」と言って、ここの桜は、隅田川を行く船からも見られる。祭り行事や出店などは、地元の人たちで運営される。若い芸者さんたちが給仕をする茶店もあって、しばし立ち止まって見た。お役目の時間が終わって帰る舞妓さんが、カメラ付き携帯で桜の写真を撮っている姿があった。

 東京の天気は、予報に反して、週末2日間とも良い天気だった。夜になって雨が降り出し、まさに理想的な天気配分。明日は、寒い日になるそうだ。


2005.4.1(金) LOTO6 

 
宝くじの「LOTO6」を、もう何年も続けて買っている。これまでに当たった最高額は1000円。それでも買い続ける。1か月の投資は1000円だけ。当たるも当たらないも、自分で選んだ数字次第だから納得がいく。6つの数字の組み合わせを私は決めていて、同じパターンで買うのだ。5回分をまとめて買うのだが、そのタイミングを逃して買い損なうと、もしもそのパターンで高額の当たりが出たりしたら悔やまれることになるから、気をつけるのだが、時おり気がついたら買いそびれて、その回が当たらないように祈るのだ。
 先日、UFJ銀行のATMでLOTO6が買えるのを見つけ、買ってみた。宝くじ売り場の営業している時間でなくても買えることになる。発行されるのは券ではなく、預金をおろしたときに出る利用明細のシート。そして、それが1000円の当選となり、当選金を受け取ろうと街頭の宝くじ売り場でシートを出した。窓口のお姉さまが目を丸くして、それは何?といった表情。銀行のATMで買ったロト6だと言うと、それならUFJ銀行へ行くようにと言われ、私は日をあらためてUFJ銀行の窓口へ。そこでロビー案内の女性が教えてくれた。UFJの預金口座を持っている私が、キャッシュカードで買ったこのロト6の当選金は、自動的に預金口座に入ることになっているのだそうだ。このことがわかるまでに、随分手間がかかったこと。